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Arin Rungjang | アリン・ルンジャーン

アリン・ルンジャーン(อริญชย์ รุ่งแจ้ง)
1975年タイ・バンコク生まれ、同市を拠点に活動

出品作品
《Golden Teardrop》2013
シングルチャンネルのビデオとサイトスペシフィックな立体作品のインスタレーション
HDビデオ、サウンド、アユタヤの家屋の木材を一部使用した木製の構造物、第二次世界大戦の廃工場の鉄の梁、黄銅鋳物6,000点
ビデオ:32分27秒
タイ王国文化賞芸術文化事務局(OCAC)蔵

《骨、本、光、蛍》2015
マルチチャンネルのビデオとサイトスペシフィックな立体作品のインスタレーション
HDビデオ、サウンド(2チャンネル、ステレオ)/照明器具を用いた立体作品/蛍の標本2点(タイの標本と日本の標本)、イェレミアス・ファン・フリートの本2冊(日本語訳とタイ語訳)、そして作家の祖母の遺骨を入れたコレクションテーブル
ビデオ:メインスクリーン 37分52秒、ループスクリーン 22分53秒

全ての展示風景写真を高画質で見る:
www.flickr.com/photos/parasophia/sets/72157656460089428


2002年シラパコーン大学絵画・彫刻・版画学部版画学科卒。在学中のパリへの交換留学を経て、2005年以降、フィリピン、台北、ロンドン、アントワープ、ニューヨークでレジデンスプログラムに参加。シグネチャー・アート・プライズ2014のファイナリストに選ばれている(賞は2014年11月に発表)。
2013年のヴェネツィア・ビエンナーレでは二人のタイ代表作家のうち一人として、真鍮の「涙滴」による緻密な彫刻インスタレーションとビデオとで構成される作品《Golden Teardrop》(2013)を出品。本作では卵黄を使ったタイの伝統的な砂糖菓子「トーン・ヨート」(金の滴)を出発点として、15世紀・17世紀・20世紀・21世紀のタイ・ギリシャ・ポルトガル・日本の個人の物語と砂糖の交易史を緩く丁寧に重ね合わせ、広義の歴史や記憶、その編纂や生成について再考している。
2014年6月にビデオと立体物のインスタレーション《骨、本、光、蛍》の撮影のために京都を訪問。本作では作家自身の祖母の遺「骨」、オランダ人の商人による17世紀タイについての「本」、作家の祖母の記憶と立体物における「光」、そしてそれぞれの物語に現れ、特に一人の昆虫学者によって語られる「蛍」を通して個人の記憶と歴史を紡ぎあわせていく。今回はこの新作と併せて、ヴェネツィア以降も進化を遂げた《Golden Teardrop》を日本で初めて展示する。

会場
  • アリン・ルンジャーン

    アリン・ルンジャーン《骨、本、光、蛍》2015 「PARASOPHIA: 京都国際現代芸術祭2015」京都市美術館会場での展示風景 写真:河田憲政

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