Brandt Junceau | ブラント・ジュンソー
ブラント・ジュンソー(Brandt Junceau)
1959年アメリカ・ニューヨーク州ポキプシー生まれ、ベルリンとニューヨークを拠点に活動
出品作品
《Liebespaar (Lovers)》2015
インスタレーション(石膏像2体、美術館の展示ケース2点)
京都市美術館で展示
《ミューズ》2015
インスタレーション(ブロンズの仮面2点、スタンド)
堀川団地(上長者町棟)で展示
全ての展示風景写真を高画質で見る:
www.flickr.com/photos/parasophia/sets/72157656801029956
1981年バード大学を卒業後、ニューヨークを拠点に彫刻やドローイング作品の発表を始める。1991年にGuggenheim Fellow in SculptureとPollock-Krasner Artist’s Grantから奨学金を得て、ローマのアメリカン・アカデミーにて滞在制作。2010年にはドイツ学術交流会(DAAD)の奨学金を得て、ベルリンで滞在制作。2014年にはウィーンのシークムント・フロイト博物館で個展「VANDAL」を開催。石膏から金型を制作し鋳造する通常の技法で彫刻を制作する一方で、古代から続く土偶のようなテラコッタの手法で、想像力を刺激されるカタチを反復する制作を行なっている。近年の展示では、精神分析的な時間や考古学的な遺物に対する関心から制作過程を作品の形態変化を通じて見せる構成をとっている。PARASOPHIAでは、京都市美術館で、1933年に収蔵品を展示するために作られた巨大な展示ケースから発想を得た一対の人体像《Liebespaar (Lovers)》(2015)と、仮面と顔の断片とで構成される《Muse》[ミューズ](2015)とを、同美術館と堀川団地との2会場で展示をする。
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ブラント・ジュンソー《Liebespaar (Lovers)》2015 「PARASOPHIA: 京都国際現代芸術祭2015」京都市美術館会場での展示風景 写真:河田憲政