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Cai Guo-Qiang | 蔡國強

蔡國強(ツァイ・グオチャン/さい こっきょう)
1957年中国福建省泉州生まれ、ニューヨークを拠点に活動
www.caiguoqiang.com

出品作品
《京都ダ・ヴィンチ》2015
インスタレーション
竹による7階建ての塔、《農民ダ・ヴィンチ》プロジェクトより呉玉禄による26体のロボット、京都での「子どもダ・ヴィンチ」ワークショップの参加者による制作物643点、ビデオ、凧、プロペラ
ビデオ:張克明《農民ダ・ヴィンチ》(上海)2010、夏姍姍《農民ダ・ヴィンチ》(ブラジル)2013
《呉玉禄のロボット工場》:蔡國強コレクション蔵

全ての展示風景写真を高画質で見る:
www.flickr.com/photos/parasophia/sets/72157656845662902


北京オリンピック開会式の花火の演出、火薬で描く「火薬絵画」などのダイナミックな作品制作や奇抜なプロジェクトで世界的に知られる。1986–95年、日本に滞在。1994年には京都市役所前で「長安からのお祝い——平安建都1200年のためのプロジェクト」を行う。その後ニューヨークに活動拠点を移し、漢方薬や風水など、中国の伝統文化を題材に彼独自の批判精神を加えて現代美術の言語に置き換える作品を制作している。1999年にはヴェネツィア・ビエンナーレ金獅子賞を、2007年にヒロシマ賞を、そして2012年に高松宮殿下記念世界文化賞を受賞した。
彼は十年近くの時間をかけて、中国僻地の農民が知的な好奇心と製作衝動によって日常生活の身近な材料だけで自作した、ロボットや潜水艦、飛行機などを収集する《農民ダ・ヴィンチ》のプロジェクトを続けてきた。「PARASOPHIA: 京都国際現代芸術祭2015」では、会場の中央に組み上げられた六角形七段の塔(パゴダ)を中心に、《農民ダ・ヴィンチ》の記録映像や農民の一人である呉玉禄が製作したロボットたちが周りを囲む。これは平安京が都市計画においてモデルにした長安(現・西安)の大雁塔を踏まえている。さらに、派生プロジェクト《子どもダ・ヴィンチ》で身の回りにある材料で子どもたちが自由に制作した作品がパゴダに飾られる。これら複数のプロジェクトが渾然一体となり、その全体が《京都ダ・ヴィンチ》として作品化される。

*以下は一部の「子どもダ・ヴィンチ」ワークショップです。全ての「子どもダ・ヴィンチ」ワークショップは初回のページ参照。

会場
  • 蔡國強

    蔡國強《京都ダ・ヴィンチ》2015 「PARASOPHIA: 京都国際現代芸術祭2015」京都市美術館会場での展示風景 写真:河田憲政

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