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Emiko Kasahara | 笠原恵実子

笠原恵実子(かさはら えみこ)
1963年東京生まれ、神奈川県藤沢市を拠点に活動
www.emikokasahara.com

出品作品
《TSR 14》2015
インスタレーション(アルミニウム、真鍮、銅、ニッケル、写真)

《K1001K》2015
インスタレーション(1001個の磁器、1001枚のA4紙に印刷)
*正しくは、最後のKが横向きに反転します。

全ての展示風景写真を高画質で見る:
www.flickr.com/photos/parasophia/sets/72157654535501224


多摩美術大学大学院美術研究科修了後、1995年から2014年までニューヨークを拠点として活動。これまで「日本の現代美術1985–1995」(東京都現代美術館、1995)、横浜トリエンナーレ2001、第14回シドニー・ビエンナーレ(2004)など、世界各地の国際展やグループ展に参加。大理石やシリコン、人工毛髪といった無機質でありながら女性的な質感も連想させる素材を用いて、冷静かつ繊細に世界を捉えた作品を制作。2000年から、世界85カ国にあるキリスト教会の献金箱を撮影した写真と、その記録を元に自ら作り出した彫刻作品で構成されるインスタレーション「Offering」を制作、グラーツ民族学博物館(オーストリア・グラーツ、2005)、ヨコハマトリエンナーレ2014で発表した。この作品において笠原は、10年以上にわたる丹念なフィールドリサーチの記録と、そこから展開するオブジェの制作という一連の過程を可視化し、その結果を写真および彫刻作品へと昇華させている。西洋を起源とする制度や二元的思想への疑問から、その状況を象徴する人工遺物を収集、提示、そして変化させる行為を試み、その継続的な実践を通じて異なる解釈や提案を生み出す可能性を追求している。
PARASOPHIA: 京都国際現代芸術祭2015では、京都市美術館の帝冠様式の建築と第二次世界大戦中に製造された陶製手榴弾の遺物からインスピレーションを得た作品と、近代化における越境をテーマにした新作2点を発表する。この新作の背景を別の形で補足するものとして、笠原が選んだ戦中の日本と旧満州の映画、抑留日本兵が観たかもしれないソビエト連邦の映画を上映するプログラム「trigonometry」が、京都府京都文化博物館フィルムシアターで行われる。

会場
  • 笠原恵実子

    笠原恵実子《K1001K》2015 「PARASOPHIA: 京都国際現代芸術祭2015」京都市美術館会場での展示風景 写真:四方邦熈

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