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Lisa Anne Auerbach | リサ・アン・アワーバック

リサ・アン・アワーバック(Lisa Anne Auerbach)
1967年アメリカ・ミシガン州アナーバー生まれ、ロサンゼルスを拠点に活動
www.lisaanneauerbach.com
www.americanmegazine.com

出品作品
《アメリカン・メガジン#1》2013
インクジェット、紙
京都市美術館にて展示

《アメリカン・メガジン#2》2014
インクジェット、紙
京都市美術館にて展示

《この織機を持って失せろ》2009
写真による壁画
大垣書店烏丸三条店ショーウィンドーにて展示

《この織機を持って失せろ》2009
メリノウール、ファイバーグラス製の特注マネキン
大垣書店烏丸三条店ショーウィンドーにて展示

全ての展示風景写真を高画質で見る:
www.flickr.com/photos/parasophia/sets/72157654544399523


元々写真を学んでいたが、2004年のアメリカ合衆国大統領選挙のときにメッセージを編み込んだニットを制作し、それ以来、同様のニット作品を数多く発表。2013年には、カリフォルニアやアリゾナなどに点在する巨大教会の写真を掲載した約150×100cmの《American Megazine #1》[アメリカン・メガジン#1]を制作。2号はホイットニー・ビエンナーレ2014に出品された。彼女はフェミニズムやパンク、ZINE(私製本)などのムーブメントを、知的共感とともに、日常感覚として肌で感じとり継承している。自分自身の日常から生まれたシンプルな発想を起点に、個人が使用可能な既存の素材やメディアを駆使し、自分の手で制作することに固執しながら生み出される作品は、日常の中に非日常が交錯する遊戯的で批評性に満ちている。
2014年10月に初来日して京都でリサーチを行った。今回京都市美術館で展示される巨大な「アメリカン・メガジン」シリーズは、定期的に二人がかりでページがめくられる。大垣書店烏丸三条店のショーウィンドーには《Take This Knitting Machine and Shove It》[この織機を持って失せろ]を展示。本作は、産業革命で機械化が進む18世紀のイギリスにおいて、手仕事の機会を失うことを恐れた労働者たちが起こした織機破壊運動(ラッダイト運動)と、富の再分配を行ったロビン・フッドの物語との融合によって生まれた。作家自身が着ているニットに編み込まれたスローガンには痛烈なユーモアが含まれており、見る者の目を奪う。軽やかな外見の背後に潜む彼女の鋭いメッセージが、京都のビジネス街の中心地に立ち現れる。

会場
  • リサ・アン・アワーバック

    リサ・アン・アワーバック《この織機を持って失せろ》2009 「PARASOPHIA: 京都国際現代芸術祭2015」大垣書店烏丸三条店(ショーウィンドー)会場での展示風景 写真:河田憲政

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