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Miwa Yanagi | やなぎみわ

やなぎみわ
1967年神戸生まれ、京都を拠点に活動
www.yanagimiwa.net

出品作品
《『日輪の翼』上演のための移動舞台車》2014
台湾製移動舞台車

全ての展示風景写真を高画質で見る:
www.flickr.com/photos/parasophia/sets/72157656878416605


制服姿のエレベーターガールの写真シリーズなど、現代社会に生きる女性を扱った作品で90年代半ばから注目を集める。最初期の作品に案内嬢を使ったパフォーマンスがあり、その後の写真・映像作品にも演劇的側面は重要な作品要素であった。近年その演劇志向はより強まり、築地小劇場を題材とした演劇三部作『1924』(2011–12)が上演された。匿名の声というメディアに取り組んだ『ゼロ・アワー 〜東京ローズ最後のテープ〜』(KAAT神奈川芸術劇場、愛知県芸術劇場[あいちトリエンナーレ2013])を作演出。写真作品のモデルであった「案内嬢」は、劇中で狂言回しとして登場している。
ヨコハマトリエンナーレ2014では、中上健次の『日輪の翼』を舞台化するための移動舞台車を発表。PARASOPHIA: 京都国際現代芸術祭2015では『日輪の翼』を演劇化するプロセスのすべてを、「ステージ・トレーラー・プロジェクト」として展開する。この舞台車は、路上でカラオケ大会や選挙演説などに使われる貸し舞台車が大衆文化として定着している台湾で製作され、横浜、大阪を経て、京都市美術館の敷地内に移動した。舞台車の内部に描かれた中上の小説に登場する架空の植物【夏芙蓉】を背景に、朗読などが会期を通して行われる。大型冷凍トレーラーに乗り込んだ7人の老女たちによる目的地のない巡礼の旅のように、舞台車は会期終了後も移動を続け、2016年夏より全国での旅公演が計画されている。

会場
  • やなぎみわ

    やなぎみわ《『日輪の翼』上演のための移動舞台車》2014 「PARASOPHIA: 京都国際現代芸術祭2015」京都市美術館会場での展示風景 写真:河田憲政

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