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The Sekula Reader in Japan | セクーラを読む人

セクーラを読む人
*カタログテキスト収録での参加

出品作品
番場俊(新潟大学)
「導入——アラン・セクーラの陰鬱な/悦ばしき学問」2014–15
発表原稿に基づく論文
「PARASOPHIA: 京都国際現代芸術祭2015」公式カタログ pp. 146–47
英文:クリストファー・スティヴンズ訳 同書 pp. 158–59

前川修(神戸大学)
「写真を逆なですること——セクーラ(1951–2013)の写真実践/写真論」2014–15
発表原稿に基づく論文
「PARASOPHIA: 京都国際現代芸術祭2015」公式カタログ pp. 147–50
英文:クリストファー・スティヴンズ訳 同書 pp. 159–62

佐藤守弘(PARASOPHIAプロフェッショナルアドバイザリーボード、京都精華大学)
「産業資本主義の画像=言語——写真アーカイヴとセクーラ」2014–15
発表原稿に基づく論文
「PARASOPHIA: 京都国際現代芸術祭2015」公式カタログ pp. 150–52
英文:クリストファー・スティヴンズ訳 同書 pp. 162–64

北野圭介(PARASOPHIAプロフェッショナルアドバイザリーボード、立命館大学)
「イメージのマテリアリティーとサーキュレーション」2014–15
発表原稿に基づく論文
「PARASOPHIA: 京都国際現代芸術祭2015」公式カタログ pp. 153–55
英文:クリストファー・スティヴンズ訳 同書 pp. 165–67

1980年頃から現在まで、アラン・セクーラは写真家としてだけではなく、先鋭的な写真理論家としても高い評価を集めてきた。その著作、「写真の意味の創出について」(1975)、「写真の交通」(1981)、「アーカイヴを読むこと」(1986)、「身体とアーカイヴ」(1986)などは、80年代以降の写真論の基本的な文献として広く知られている。そしていまも世界各地の幅広い世代の美術家たちの間で、セクーラの写真理論と実践が一種の規範として、敬意とともに継承され続けている。一方でセクーラの主要著作の翻訳書がない日本では、彼の写真理論の重要さについての認知度は低いのが現状である。しかし日本の少数の読者たちのセクーラの著作に対する解読の深さはきわめて深いものがある。
2014年11月8日、新潟大学で開催された第9回表象文化論学会において、PARASOPHIAと表象文化論学会の共同企画のフォーラム、「アラン・セクーラ、写真とテクスト、イメージと地政学のあいだ」が実施され、番場俊(新潟大学)、前川修(神戸大学)、佐藤守弘(京都精華大学、PARASOPHIAプロフェッショナルアドバイザリーボード)、北野圭介(立命館大学、PARASOPHIAプロフェッショナルアドバイザリーボード)の4人のセクリアンたちの研究発表が行われた。重要なこの種の研究を、優れた美術家の実践と同等に評価し、公式カタログの中の適切な場に再配置することも、PARASOPHIAが目指す重要な方向であると考えている。

  • セクーラを読む人

    表象文化論学会 第9回研究発表集会 企画パネル1「アラン・セクーラ、写真とテクスト、イメージと地政学のあいだ I」 2014年11月8日 新潟大学にて

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