Xu Tan | 徐坦
徐坦(シュー・タン)
1957年中国湖北省武漢生まれ、広州とニューヨークを拠点に活動
www.xutan-keywords.com
出品作品
《社会植物学——種と血筋》2015
インスタレーション(マルチチャンネルのビデオ、資料ほか)
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www.flickr.com/photos/parasophia/sets/72157654542342633
1989年広州美術学院油絵科修士課程修了。中国初の国家級経済技術開発区の一つを設置された広州の急激な都会化に伴う問題を中心的に取り上げた作家集団「大尾象工作組」に1993年から参加。昨今のマーケット主導の中国現代美術界とは距離を保ちながら、詳細な調査と深い思考を重ねる一貫した作品実践によって、社会理論学の領域にまで踏み込む知の作家。これまでベルリン・ビエンナーレ2001、光州ビエンナーレ2002、ヴェネツィア・ビエンナーレ2003・2009、広州トリエンナーレ2005、そして深圳彫刻ビエンナーレ2014など多数の国際展に参加。2012年に「社会植物学」プロジェクトを開始。香港の屋上菜園や広州の水上生活者の畑など、都市住民と植物との関係性についての調査を続けており、農家や官僚、美術関係者など、珠江デルタを中心に50人以上のインタビューを行い分析。 PARASOPHIAには《社会植物学——種と血筋》(2015)を出品。京都での調査内容と併せて、マルチチャンネルのビデオインスタレーションとテキストなどの素材を組み合わせた「読書空間」として京都市美術館で展開する。
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徐坦「社会植物学」2013– 《種》からのビデオスチル