PARASOPHIA 京都国際現代芸術祭2015

重要無形文化財保持者の染織家・森口邦彦氏と15代樂吉左衞門氏を迎え、Parasophia Conversations 07「継承と伝達II」を開催します。今回のプログラムではPARASOPHIA: 京都国際現代芸術祭2015の会期中にヴィラ九条山、京都市立芸術大学と共催で開催したセミナー「継承と伝達：生成的未来知にむけて」（2015年4月22日・23日）で提起された問題についてより深い議論がなされます。


Parasophia Conversationsとは
結論を求める討論や対話ではなく、あるテーマについてリラックスした空気の中で会話する、オープンリサーチプログラムの発展形のシリーズです。


森口邦彦（もりぐち くにひこ）
1941年京都生まれ。染織家、人間国宝。PARASOPHIAプロフェッショナルアドバイザリーボードメンバー。1963年京都市立美術大学（現・京都市立芸術大学）日本画科を卒業後、パリ国立高等装飾美術学校で建築やグラフィックデザインを学ぶ。帰国後、父森口華弘のもとで友禅を学び、2007年に重要無形文化財「友禅」保持者（人間国宝）となる。PARASOPHIA会期中には、セミナー「継承と伝達：生成的未来知にむけて」にパネリストの一人として登壇した。

樂吉左衞門（らく きちざえもん）
1949年京都生まれ。陶芸家、樂家十五代当主。1973年東京藝術大学彫刻科卒業後、2年間ローマ・アカデミア美術学校に留学。帰国後、釉薬の研究の傍ら作陶に入る。1981年に十五代樂吉左衞門を襲名。2004年に佐川美術館 樂吉左衞門館（滋賀県）の建築設計創案・監修を行う。2015年3月からロサンゼルスカウンティー美術館で開催された「樂 -茶碗の中の宇宙」展は、7月11日よりサンクトペテルスブルグのエルミタージュ美術館で、その後モスクワのプーシキン美術館に巡回予定。プロフィール、新着情報ほか：www.raku-yaki.or.jp/kichizaemon