2015.05.03 日曜日 18:00–21:00
やなぎみわ《『日輪の翼』上演のための移動舞台車》
- ライブ
- トークイベント
- パフォーマンス
[パフォーマンス]やなぎみわ ステージトレーラープロジェクト「舞台車上・中上健次ナイト2015」
いとうせいこう、船戸博史、細馬宏通、山田学、長谷川健一BAND、mecav KOTOBUKI、浅田彰、やなぎみわ
やなぎみわの「PARASOPHIA: 京都国際現代芸術祭2015」出品作品《『日輪の翼』上演のための移動舞台車》の舞台車上で、小説家・中上健次にちなんだ夜間イベントを行います。
「大輪の夏芙蓉の花のもとに語り、舞い、歌え!/中上健次から影響を受けたアーティストたちが集って朗読と演奏を行います。中上の軌跡を辿り、モノ語りとウタの秘密に迫る摩訶不思議なコンサート。ポールダンス、豪華ゲストによる鼎談もお楽しみに!」(やなぎみわステージトレーラープロジェクト)
PDF: 「やなぎみわ移動舞台車〈花鳥虹〉車上イベント案内」チラシ[2.6 MB]
【出演(出演順)】
細馬宏通(体操)
山田学(演奏と朗読)
長谷川健一BAND(歌と演奏)
いとうせいこう(ラップ)×船戸博史(ウッドベース)
mecav KOTOBUKI(ポールダンス)
【トークイベント】
いとうせいこう×細馬宏通×浅田彰
司会進行:やなぎみわ
中上健次(なかがみ けんじ)
1946–1992。小説家。1946年、和歌山県新宮市に生まれる。1965年、和歌山県立新宮高校を卒業と同時に上京。同人雑誌「文芸首都」で執筆活動を開始。羽田空港で荷役の仕事に従事する。1976年「岬」で第74回芥川賞を受賞、戦後生まれ初の受賞者となる。長編小説『枯木灘(かれきなだ)』で、1977年第31回毎日出版文化賞、翌年同作品で第28回芸術選奨文部大臣賞新人賞受賞。『地の果て 至上の時』『日輪の翼』『讃歌』『千年の愉楽』『奇蹟』『異族』などの長編小説、『化粧』『水の女』『熊野集』『重力の都』などの短編集、紀伊半島のルポルタージュ『紀州~木の国根の国物語』や脚本など著書多数。1992年、腎臓がんのため46歳の若さで死去。
いとうせいこう(いとう せいこう)
作家、クリエイター。早稲田大学法学部卒業後、出版社の編集を経て音楽、舞台、テレビなど様々な分野で活躍。1988年、小説『ノーライフキング』で作家デビュー。1999年、『ボタニカル・ライフ』で第15回講談社エッセイ賞受賞。2013年、『想像ラジオ』が第35回野間文芸新人賞を受賞した。他の著書に『ワールズ・エンド・ガーデン』、『解体屋外伝』、『ゴドーは待たれながら』(戯曲)、『文芸漫談』(奥泉光との共著、文庫化にあたり『小説の聖典』と改題)、『Back 2 Back』(佐々木中との共著)、『存在しない小説』、『鼻に挟み撃ち 他三編』などがある。ホームページ:www.cubeinc.co.jp/ito
船戸博史(ふなと ひろし)
ウッドベース奏者。同志社大学卒業後、ジャズのベーシストとして歩み始める。世界各地を彷徨い、1988年アフリカより帰国後、ジャンルにとらわれない音楽活動を本格的に開始。「ふちがみとふなと」等多数のバンドに参加。
細馬宏通(ほそま ひろみち)
研究者。京都大学大学院理学研究科で動物行動学を学ぶ。現在、滋賀県立大学人間文化学部教授。日常会話や協
働作業における身体動作研究、視聴覚史研究を行っている。著書に『うたのしくみ』(ぴあ)、『ミッキーはなぜ口笛を吹くのか』(新潮選書)、『今日の「あまちゃん」から』(河出書房新社)、『絵はがきの時代』『浅草十二階 増補新版』(青土社)、『活動としての文と発話』『ことば・空間・身体』(共著/ひつじ書房)など。ホームページ:www.12kai.com
【中上ー折口体操:折口信夫の『死者の書』について、中上健次はその音韻をなぞりながら詳細な批評を行って
いる。「中上ー折口体操」は、その彼らの思考を体を操りながらことばでたどる試みである。】
山田学(やまだ まなぶ)
視覚芸術家・音楽家。同志社大学英文学科卒。在学中からカメラを手に世界各地を旅し、撮影を行なった後、絵画に転向。その後、写真と絵画をふまえたイメージ制作に着手する。現在はさらに、映像と音楽、そして言語、それらの間にある、無数の可能性の中を移動しながら、光と色、音・言葉と沈黙といったテーマをもとに、創作を続けている。5月15日には、京都にて、世界的ピアニスト、シャニ・ディリュカとの共演、彼女の音楽に、絵画・写真・映像を合わせ響かせる、コラボレーション・コンサートが開催される。
【『宇津保物語』を中心とした、中上健次作品の抜粋を朗読。それとともに、自らの演奏や、ノイズミュージシャン(竹咲)からの音源、環境音等をミックスしていく。それは中上自身が、芸術・芸能の核としてとらえていた、『うつほ』という磁場を、音の世界で、反射・反映させようとする試みである。】
長谷川健一BAND/長谷川健一(はせがわ けんいち)
ミュージシャン。CD『凍る炎』『星霜』(共にmap/Compare Notes)、『震える牙、震える水』(P-Vine Records)、2011年には「Fuji Rock Festival 2011」にも出演。その他『423』、カバー集『my
favorite things』などがある。2015年には、奈良を拠点に全国で活躍する3ピースロックバンドLOSTAGEとともにスプリット7インチ『僕は今ここにいる/遠くへ/砂の街』を4月18日のRECORD STORE DAYにあわせリリースする。ホームページ:www.kenichihasegawa.com
【ボーカル/ギター:長谷川健一、ベース:岩橋真平、ドラム:senoo rickyでの3ピースでのバンド演奏。】
mecav KOTOBUKI(めかぶ ことぶき)
ポールパフォーマー/ポールダンスインストラクター。舞台出演、様々なパフォーマーとのコラボレーションなど、あらゆる形態のショーに出演。またダブルス ポールダンスユニット&womb(あんどうーむ)としてもショーを展開してきた。2013年「FUKUOKA POLE DANCE BATTLE」優勝、2014年「MISS POLE DANCE JAPAN 2014」ダブルス部門準優勝、「Pole Theatre UK 2014(ロンドン)」プロ部門pole comedyカテゴリーファイナリスト。2015年3月6日、二条城前でやなぎみわ《『日輪の翼』上演のための移動舞台車》の舞台車上で開催したPARASOPHIA COUNTDOWN[パフォーマンス]やなぎみわ ステージトレーラープロジェクト「オープニング・ポールダンスショー」に出演。ameblo.jp/mecav
浅田彰(あさだ あきら)
哲学者、批評家。京都造形芸術大学大学院芸術研究科教授、同大学院学術研究センター所長。2013年10月14日にはPARASOPHIAオープンリサーチプログラム04[対談]ダイアローグ――蔡國強×浅田彰に登壇。
やなぎみわ
1967年神戸生まれ、京都を拠点に活動。「PARASOPHIA: 京都国際現代芸術祭2015」参加作家。詳細:やなぎみわ
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「やなぎみわ移動舞台車〈花鳥虹〉車上イベント案内」チラシ(表)
- タイトル
- [パフォーマンス]やなぎみわ ステージトレーラープロジェクト「舞台車上・中上健次ナイト2015」
- 日時
- 2015年5月3日(日)18:00–21:00
- 会場
- 京都市美術館 前庭
- 出演(出演順)
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細馬宏通(体操)
山田学(演奏と朗読)
長谷川健一BAND(歌と演奏)
いとうせいこう(ラップ)×船戸博史(ウッドベース)
mecav KOTOBUKI(ポールダンス) - トークイベント
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いとうせいこう×細馬宏通×浅田彰
司会進行:やなぎみわ - 入場料
- 無料
- 申込
- 不要
- 言語
- 日本語
- コーディネーター
- 長谷川健一
- 舞台監督
- 粟津一郎
- 照明
- 藤本隆行(Kinsei R&D)
- 音響
- 岩谷啓士郎
- 主催
- PARASOPHIA: 京都国際現代芸術祭2015
- 企画
- やなぎみわ
- 協賛
- 日本新薬株式会社