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2015.03.08 日曜日 15:00–17:00

Parasophia Conversations 03

  • シンポジウム

Parasophia Conversations 03: 美術館を超える展覧会は可能か

アンドレアス・バイティン、ロジャー M. ビュルゲル、高橋悟、河本信治、神谷幸江

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PARASOPHIA+Goethe-Institut Villa Kamogawa共同プロジェクト

ゲーテ・インスティトゥート・ヴィラ鴨川:www.goethe.de/villa-kamogawa
本シンポジウムの記録:blog.goethe.de/villa-kamogawa/archives/84-201538,Parasophia-Conversations-03.html

Parasophia Conversationsシリーズ3回目として、日本とドイツのキュレーターらによる国際シンポジウムをゲーテ・インスティトゥート・ヴィラ鴨川と共同で開催します。
本シンポジウムでは、世界各地の国際展や、美術館、美術の教育・研究機関などに携わってきた日本とドイツの専門家達が、美術館や文化機関などのフォーマルなインスティテューションを超えた場所で行われる展覧会の意義や可能性、そして、今回のPARASOPHIAの特色や見どころについて意見を交わし合います。
登壇者は、先駆的なメディアアートの総合研究・展示施設として名高いZKM(ドイツ)の現代美術館館長アンドレアス・バイティン氏、ドクメンタ12(ドイツ)や釜山ビエンナーレなど世界の国際展を率いてきたロジャー M. ビュルゲル氏、京都出身で国際的に活躍するPARASOPHIA参加作家・高橋悟氏(京都市立芸術大学教授)、PARASOPHIAアーティスティックディレクターの河本信治、そして、司会の神谷幸江氏(広島市現代美術館学芸担当課長)の5名です。なお、ビュルゲル氏と神谷氏はPARASOPHIAのプロフェッショナルアドバイザリーボードメンバーでもあります。
シンポジウム(約2時間)の後は、ヴィラ鴨川館内のカフェ・ミュラーにて、交流会をお楽しみいただけます。(カフェ・ミュラーでの飲食は各自ご負担ください)

Parasophia Conversationsとは
様々な人が、結論を求める討論や対話ではなく、あるテーマについてリラックスした空気の中で会話する、オープンリサーチプログラムの発展形のシリーズです。

アンドレアス・バイティン(Andreas Beitin)
カールスルーエのZKM現代美術館館長。1968年ドイツ・ハンブルク近郊生まれ。国際アートコンサルタントとして活動した後、2004年よりカールスルーエのZKM現代美術館にて調査研究およびキュレーションを行い、2010年、同館館長に就任。ZKMでの最近の企画展に、リー・ボンテクー展(2011)、マシュー・デイ・ジャクソン展(2013)、ジャンフランコ・バルチェロ展(2014/15)、リン・ハーシュマン・リーソン展(2014/15)など。ZKM以外でも、キュレーターまたは共同キュレーターとして数々の国際的な展覧会を手掛けている。また、ドイツ国内外で多数の学術論文の発表や講演を行うほか、様々な出版物も編纂。これまでフラウンホーファー協会やフォルクスワーゲン財団等、数多くの美術審査員や学術専門家委員を歴任。2013年より、ゲーテ・インスティトゥートの美術部門の顧問団代表。

ロジャー M. ビュルゲル(Roger M. Buergel)
ヨハン・ヤコブ博物館館長。1962年ドイツ・ベルリン生まれ。美術批評家、キュレーター、PARASOPHIA: 京都国際現代芸術祭2015プロフェッショナルアドバイザリーボードメンバー。バルセロナ現代美術館ゲストキュレーターを経て、リューネブルク美術大学(2002–05)、カールスルーエ美術アカデミー(2007–09)で教鞭をとる。「ドクメンタ12」(2007)ではキュレーターおよび美術史家のルート・ノアック氏とともに共同ディレクターを務める。「第6回釜山ビエンナーレ」(2012)のアーティスティックディレクター。主な企画展に「私たちがよくわからないこと」(ゲネラリ財団、2000)、「政府」(リューネブルク大学美術館ほか巡回、2003–05)、アイ・ウェイウェイ展(DKM美術館、2010)などがある(共同キュレーションを含む)。現在は、2013年に開館した世界の交易路に関する調査研究を活動方針の一つとするヨハン・ヤコブ博物館(スイス・チューリヒ)の館長に就任。2015年1月30日にPARASOPHIAのアクセスプログラムとしてレクチャーを行った(アクセスプログラム[レクチャー]ロジャー M. ビュルゲル「〈いま〉が始まるとき」)。

高橋悟(たかはし さとる)
PARASOPHIA参加作家、京都市立芸術大学美術学部教授。1958年京都生まれ。イェール大学大学院美術専攻修了後、カーネギーメロン大学助教授、ミシガン大学准教授をへて現職。その他、欧米での多数の招待教授を務める。「生存の技法(私たちが生きてゆく為の創造的な技術)」という視点から身体・知覚・言語の関係を再配置し、医療・生命・環境や制度を包括する芸術の研究・制作のプロジェクトを、カリフォニア工科大学、ミシガン大学、京都大学、京都市立芸術大学など国内外の研究機関や研究者らとともに展開している。また従来の美術教育の枠組みを超えた、新たな芸術教育のありかたについての模索と実践を行う。PARASOPHIAでは、倉地敬子+高橋悟として、関係性と意味が解体され漂白された法廷と監獄の白い構造体、庭石、白い海図が配置されたパラドキシカルな空間(コトバの迷路)が広がるプロジェクト《装飾と犯罪—Sense/Common》を展示する。

河本信治(こうもと しんじ)
PARASOPHIA: 京都国際現代芸術祭2015 アーティスティックディレクター。京都工芸繊維大学大学院工芸学研究科修士課程意匠工芸学専攻修了。1981年より京都国立近代美術館研究員。2006–10年まで同館学芸課長。「横浜トリエンナーレ2001 メガ・ウェイヴ:新たな総合に向けて」共同ディレクター。2003年に第50回ヴェネツィア・ビエンナーレ国際美術展金獅子賞パビリオン部門国際審査委員ならびにドクメンタ12総合ディレクター選考委員を務める。主な企画展に「アゲインスト・ネーチャー:80年代の日本美術」(1989)、「プロジェクト・フォー・サバイバル——1970年以降の現代美術再訪:プロジェクティブ〈意志的・投企的〉な実践の再発見に向けて」(1996)、「ウィリアム・ケントリッジ——歩きながら歴史を考える:そしてドローイングは動き始めた……」(2009)。

神谷幸江(かみや ゆきえ)
広島市現代美術館学芸担当課長。早稲田大学第一文学部美術史専修修了。ニューミュージアム(ニューヨーク)アソシエイト・キュレータを経て2007年より現職。国内外で展覧会を企画、主なものに『ス・ドホ』『サイモン・スターリング』『小沢剛』『マーティン・クリード』『蔡國強』らの個展(いずれも広島市現代美術館)、『Re-Quest−1970年代以降の日本現代美術』(ソウル大学美術館/韓国、2013)などの共同展がある。2011年西洋美術振興財団学術賞を受賞。「ヨコハマトリエンナーレ2014」「PARASOPHIA: 京都国際芸術祭2015」のアドバイザリーボード、「DAAD Artists-in-Berlin」などの選考委員を務める。共著に「Creamier: Contemporary Art in Culture」(Phaidon)、「Ravaged: Art and Culture in Times of Conflict (Mercatorfonds)」がある。

  • Parasophia Conversations 03: 美術館を超える展覧会は可能か

    写真:村治瑞穂

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タイトル
Parasophia Conversations 03: 美術館を超える展覧会は可能か
日時
2015年3月8日(日)15:00–17:00(14:30開場)
*シンポジウム(約2時間)の後、ヴィラ鴨川館内のカフェ・ミュラーにて、登壇者との交流会を開催予定
会場
ゲーテ・インスティトゥート・ヴィラ鴨川
〒606-8305 京都市左京区吉田河原町19-3(川端通荒神橋上る)
交通アクセス:www.goethe.de/ins/jp/ja/kam/knt/kan.html
入場料
無料
*カフェ・ミュラーでの飲食は各自ご負担ください
申込
不要
言語
日本語・ドイツ語(日独同時通訳付)
参加者
アンドレアス・バイティン(ZKM現代美術館館長/ドイツ)、ロジャー M. ビュルゲル(ヨハン・ヤコブ博物館館長/スイス、PARASOPHIAプロフェッショナルアドバイザリーボードメンバー)、高橋悟(PARASOPHIA参加作家、京都市立芸術大学美術学部教授)、河本信治(PARASOPHIA: 京都国際現代芸術祭2015 アーティスティックディレクター)
司会
神谷幸江(広島市現代美術館学芸担当課長、PARASOPHIAプロフェッショナルアドバイザリーボードメンバー)
定員
100名
主催
PARASOPHIA: 京都国際現代芸術祭2015、ゲーテ・インスティトゥート・ヴィラ鴨川